クレーマー対策
顧問弁護士と随時相談しながらトラブルを解決するケース
弁護士といえば,裁判の場合に利用するイメージをお持ちではありませんか?
しかし,裁判は費用や時間がかかり,また,原告で勝訴しても必ずしも回収ができないなどの問題がありえます。
次の例では,裁判以外の場面で,顧問弁護士と随時相談しながら,トラブルを解決したり,リスクを回避できる事例をご紹介します。
是非,顧問弁護士に様々なご相談をしていただき,時間やコストを節約し,リスクを回避していただきたいと思います。
クレーマー対策
クレーマーとは,一般的には,企業から提供されたサービスが不十分であったことに付け込んで,サービスの不適とは全く釣り合わない不当な金銭や過剰なサービスを求める者のことを言います。このような者の中には反社会的勢力に所属している者もしばしばあり,一度甘い対応をするとその後も不当な要求をされ続けることもあります。
顧問先企業様に対する反社会的勢力などの不当請求については,我々弁護士が警察などとも連携しながら,代理人として対峙します。
しかし,最近では,一般人のお客様の中にも,正義感や被害者感情から,過剰な謝罪や対応を求めてこられる方がいます。このような方はクレーマーとまでいうことはできず,単に追い払えばいいというものではありません。
このような方に対して,弁護士がいきなり代理人として介入した場合,相手方を激高させ,必ずしも解決につながらない場合があります。そのため,不当な要求に対しては,しっかりお断りしつつも弁護士を代理人にせず,企業様が自ら紛争を解決せざるをえない場合があります。
他方,企業様の側でも「謝罪してしまったら法的責任が重くなるのではないか」という不安感から,企業様がお客様に十分な謝罪をせず,被害者であるお客様側に感情的な問題が生じ,紛争が激化することがあります。
このように,正義感や被害者感情が強いお客様とのやりとりは,非常に負担感が強く,精神的に疲弊しがちです。また,対応を誤ると,軽微だったはずの問題が,大きくなりがちです。
私たちはそのような場面で,謝罪をすべき事案か,どのような和解案を提案するべきかなど,随時,顧問先企業様にアドバイスさせていただきます。